京王デパート 趣味の茶掛展
茶はそもそも趣味であって、そこで使う茶掛は「趣味の」以外なにものでもない。なのにわざわざ「趣味の」と書くからには:
『あらかじめ予防線張っとりますんでよろしう怒らんといてや』
ぐらいの意味合いで書いている筈だ。
どんなものだろう?と思って昨日、この即売会の最終日に行って来た。
利休の消息が90万以下。これは安いのかな?良くわかんねぇ。
立花宗茂や加藤清正の知行書。これ禄もらってた一家には家宝だったろうけど茶掛に使うものだろうか?
面白いのは軸装していない古筆切や短冊。
1000円台からあって、どっさり置いてあった。
連歌師のだれそれの短冊とか、本願寺の奥さんの短冊とか、どーでもいーものをほじくりかえす。
江月宗玩の古筆切…3万円以下。
…マジか?
沢庵の古筆切…3万円以下。
…なわきゃーない。
一休の古筆切…3万円以下。
…ちょっ。
伝 弘法太師の古筆切…3万円以下。
…あ、ありえねー。
突っ込みまくり。
真贋とか言う必要もないと思うけど、なんか発掘作業みたいで妙な楽しさがあった。
ちょっとハマるね。