古本屋に心配される

風月洞のおかみさんが言った。

「お客さん、本棚、大変な事になってない?」

…げにげに。

茶書だけでもうすぐ本棚1本分になろうか、という感じだ。
半年前にはせいぜい本棚2段分だった様な気がするのだが。

神保町に行きやすい職場になったせいで、毎日なにやら買っているものな。

ま、マジカヨ的な物もゲットできたりしてるんで、いいっつえばいいんだけど。

昭和8年複製版 君臺観左右帳記とか、庸軒流の茶事の本とか、真之行台子by田中仙翁とか、それなりに入手難しそうなものを手に入れる事もできたし。

でも、古本屋さんで本を買って、置場を心配されるなんて。…酒場のおかみに「もうおよしよ」って言われるぐでんぐでんの客みたいだ。