茶のよしあし

茶の湯とは、ただ湯を沸かし茶を点てて飲むばかり。

なのでおいしいお茶をお客様に差し上げたい。

…ではお茶のおいしさは何が決めるのだろう。

  1. お茶の品質
  2. 水の品質
  3. 点て方

水の差が茶の善し悪しに影響が有るのはいろいろ名水巡りしたから良く判る。
点て方で味が変わるのは毎日練習しているからこれも良く判る。

残るお茶の品質を考えてみた。

最近使っているのは一保堂の3000円/40gクラス、青雲。

比較用に600円/40gクラスの今昔を購入。

一保堂のページより:

お濃茶にお使いの場合は、20g当り630円(税込)以上/40g当り1,260円(税込)以上のものをお薦めいたします。お薄にはどの抹茶もお使いいただけます。

使うな、レベルと比べてみる。


まず点てる前の粉の色。

香り。

…あんま大差無いなぁ。


つーことで点ててみる。

点てた後の色は、今昔の方が少しどす黒いか?

香りはさほどの違いは無し。というか意外と香り立たないな。

呑んでみる。

青雲はまろやかな味。
今昔は…刺激的。喉の奥が「ウッ」と狭くなる。むせる。


もうちょい分析的に呑んでみる。

多分、旨みはさほど違わない…かな。
甘味はぐっと少ない気がする。
渋みはとても強い。
結果として全然爽やかでないものができあがった感じ。

結論。

最低ラインのお茶ってのは、わざわざ呑む様なレベルじゃあなかったや。
やっぱ値段なりの差はあるかなぁ。