手水の使い方

私は時々、変な事が気になる。

手水を使う時。

  1. 右手で柄杓を取る。
  2. 右手の柄杓で水を汲む
  3. 右手の柄杓の水の半分で、左手を清める。
  4. 右手の柄杓を左手に渡す。
  5. 左手の柄杓の残りの水で、右手を清める。
  6. 左手の柄杓を右手に渡す。
  7. 右手の柄杓で水を汲む
  8. 右手の柄杓の水の半分ちょいで、左手に水を貯める
  9. 左手の水で口を漱ぐ
  10. 右手の柄杓を立て、残りの水で柄杓の柄を洗う。
  11. 右手で柄杓を置く

ってやるじゃない?

…こう書くと、えれえめんどくさいな。

うちの流派の古文書には、こう書いてある。

  1. 左手を洗う
  2. 右手を洗う
  3. 左手に水を貯めて口をゆすぐ
  4. 再度左手を洗う

口を付けた左手を洗う、というのが追加されていて、でも、柄杓を洗う、という部分がない。

なので、もしかして、昔は柄杓の柄は洗わない物だったのかも!という仮説を立てた。

んで、調べてみた。

案外、手水の使い方、なんて書いた資料は少い物だ。多分手水の使い方は常識的なやり方でよい、という事なんだろう。この調査は難航するかな?

って思いながら調べはじめたんだが、いきなり「草人木」に「次の人の為に柄杓の柄を洗おうね」という事が書いてあって、噸座。

しかし、わざわざ「次の人の為に」って書いてあったのは、常識的なやり方でなかったのかも?という気もして来た。

同時に、柄杓を洗うのは当り前の事なので、うちの流派の手水のやり方に記載がない、という考え方も出来るし。

結局、保留!としか言えないのであった。マル。