手水の使い方
私は時々、変な事が気になる。
手水を使う時。
- 右手で柄杓を取る。
- 右手の柄杓で水を汲む
- 右手の柄杓の水の半分で、左手を清める。
- 右手の柄杓を左手に渡す。
- 左手の柄杓の残りの水で、右手を清める。
- 左手の柄杓を右手に渡す。
- 右手の柄杓で水を汲む
- 右手の柄杓の水の半分ちょいで、左手に水を貯める
- 左手の水で口を漱ぐ
- 右手の柄杓を立て、残りの水で柄杓の柄を洗う。
- 右手で柄杓を置く
ってやるじゃない?
…こう書くと、えれえめんどくさいな。
うちの流派の古文書には、こう書いてある。
- 左手を洗う
- 右手を洗う
- 左手に水を貯めて口をゆすぐ
- 再度左手を洗う
口を付けた左手を洗う、というのが追加されていて、でも、柄杓を洗う、という部分がない。
なので、もしかして、昔は柄杓の柄は洗わない物だったのかも!という仮説を立てた。
んで、調べてみた。
案外、手水の使い方、なんて書いた資料は少い物だ。多分手水の使い方は常識的なやり方でよい、という事なんだろう。この調査は難航するかな?
って思いながら調べはじめたんだが、いきなり「草人木」に「次の人の為に柄杓の柄を洗おうね」という事が書いてあって、噸座。
しかし、わざわざ「次の人の為に」って書いてあったのは、常識的なやり方でなかったのかも?という気もして来た。
同時に、柄杓を洗うのは当り前の事なので、うちの流派の手水のやり方に記載がない、という考え方も出来るし。
結局、保留!としか言えないのであった。マル。