楽水園

博多、キャナルシティ

…うわついた場所の近く、その公園はあった。

http://www.azd-g.co.jp/shitei-kanri/rakusuien/


元々、明治期の博多商人の庭を整備したものらしい。

池泉廻遊式の庭。

茶庭。

んで、復元茶室。


正直、庭もそれほど凄くない。茶庭も、ごく普通の茶庭。茶室は新しい建物で、残念ながら古びた茶室の面白さはない。


正直、これだけだと、大したトコじゃねーんじゃね?という感じでしょ?
それは本当にそうなんだ。けれど…。


呈茶があったので頂いた。


広間の茶室は誰かが使用中。


お願いして小間の四畳半でお茶をいただいた。

点て出しでも、床に軸と花がある茶室でいただければ、それなりの気分。


帰りに広間の方を通ると、広間を借りて使っている御夫人方の履物が目に入った。

草履ゼロ。全部靴って事は、全員洋服って事である。


平日の昼下がり。近所の御夫人方が、近くの茶室を3000円くらいで借りて、気取らぬ格好で和気あいあいとお茶に親しむ。

これこそがお茶的な意味での豊かさではないか、と博多に関して感心したのだった。