茶道辭典には、著者が知るいろいろな茶の湯書の簡単な解説が書かれていてこれまた参考になる。
そんなかで、特に気になるのがこれ。
チャノユノシオリ(茶の湯のしをり)
書名。和装半紙判二百二十二頁。昭和八年三月十日東京至誠堂より出版。齋藤宗芳著。
著者が高等女學校茶儀科教授用教科書として編纂せしもの。
先生の為の教科書。つまり指導要項みたいなもんか?
女学生必修教科としての、女学生向け茶の湯の教科書、というのは未だに見ないが、先生の為の教科書はある、というのはちょっと面白い。
先生も必死に勉強して女学生に教えてたんだろうね。
古本で入手して是非読んでみたいところだ。