茶の湯全書7 はまぐり棚
茶の湯全書では表、裏、武者小路の三千家それぞれの棚がいくつかが紹介されている。
そんなかでぐっとくる棚は武者小路千家の「はまぐり棚」。
一枚の桐の板を、写真で見るように、はまぐり形にくり抜いて天板とし、その残りを客付きの側面に立て、勝手つきを竹の柱で補った、組立て式、炉、風炉共用の棚です。
地板無し、畳んで収納の簡単な棚。
地板がないので土物可、というのもイイし、侘びた…というかぞんざいな風情がまたイイネ!
でもどうせなら竹の支柱無しにして、一枚の板を三分割して作れば最高なのに。
にしても各流派の家元って、茶の湯棚を作らなきゃいけないしばりでもあるのかなー。
夏休みになると自由工作で棚か卓一個作るコト、みたいな宿題でも出てるのかなー?