武家文化と同朋衆―生活文化史論

村井康彦/三一書房/1991年。

同朋衆

千家も、自らの起源をそこに置いている職掌

その同朋衆に関し、村井先生が述べた渾身の一作。


…だと思うんだが。

  1. 阿弥号は時衆の名乗りである。
  2. 同朋衆は全て阿弥を名乗っている。
  3. 同朋衆は時衆かというとそういう訳ではないが、全く関係ないとも言えない。

という話がループしまくってるな、という印象。

会所という型式でのサロン文化。

芸道と伝授の成立。

世阿弥同朋衆か?問題。


こういった話がいろいろ並んで、面白いといえば面白いが、まとまりがないと言えばまったくない。

…まぁ、いくつかの論文を集成したものだから、仕方ないけどね。

東山文化に興味のある人にはお薦め、かなぁ。

俺が楽しめなかったのは、やっぱ「東山→台子」の茶の湯に全然興味がないからなんだろうなぁ。

武家文化と同朋衆―生活文化史論

武家文化と同朋衆―生活文化史論

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