亂世と茶道2 お茶の伝来

桑田先生は権威ある歴史学者だと思うのだが、時々変な事を書く。

お茶という飲み物は、もともと佛の教えの起こったインド、その教えがよく行われたビルマ地方に流行し、それが東へ東へとひろまり、南支那、北支那、朝鮮、日本へと傳わった。

茶は、いろんな所に生えてはいるが、中国南方でまず食用や飲用に供されていた。
んで、飲用としてもてはやされ北方でも飲まれる様になった。
で、大航海時代が来て、イギリス人が茶にはまった。
そして紅茶なんかを輸入しまくったせいで、イギリスの対中貿易赤字がすんごい事になったので、阿片戦争が起こった。

「もしかして、インドでお茶作ったら、わざわざ中国から輸入せんでいいんじゃね?」というイギリス人によって、インドでの茶の生産がはじまったわけだ。

したがって、お茶はインドから伝来した…という話はとってもおかしいのだが…。

もそっと世界史から考えてみてよ〜って感じ。


多分、この時代の読者は頭から信じたりしてそうなので、老茶人はまだ信じているかもしれない。