小笠原諸禮大全4 床飾り

亭主心得の事

客を請ぜんと思はば第一掃除は念入べし
飾は面々相応たるべし
いかにかざるべきにもせよ客を請ずるなどの事に紙表具の三対の託宣などあまりなければしれる人にも談合して所持の掛物なくば花ばかりにてもそれもかなはづば人を頼てなりとも生おく事

なんか、なにがなんでも床には何かを飾らないといけない…そんな強迫観念を感じる。

小笠原流はなんでか床飾をものすごく重視する、そんなイメージがある。そういう意味では、江戸時代からイメージ通りって感じかもしんない。

しかし、この強迫観念にも似た床の間への想いは礼法を離れ、一般人にも脈々と受け継がれている気がする。

茶室でもない部屋に床の間があるし、そしてそこになんか掛かってないとやっぱり落ち着かないもんな。