昔、九谷に行った時のこと
結構昔のこと。
金沢に年イチくらいで遊びに行っていた。
目的は新竪町のフェルメール。
そこの歪んだイギリスのガラス達。
まだ茶をやるなんて想像もしなかった頃だが、まぁ今思うと茶人趣味だわね。
…つーか、フェルメールのガラス器は薄く美しくを願うガラス骨董の中では異端もいいところだと思う。
で、その旅の中で、どういう訳だか「九谷に行ってみよう!」という事になった。
…あまりにもぶっつけで下調べもなく。
金沢からバスに揺られて一時間。
ついた田舎には何も無かった。
窯はバス停からあまりにも遠く、そこまでなんの移動手段もなく、着いてから調べるとなんと帰りのバスも無かった。
必死に調べて、しばらく歩けば別のバス停から小松行きのバスに間に合いそうだったので、ダッシュでそこを離れ、結局何も見ずに帰る事になった。
記録が無いので推測になるが、「九谷へ行く」という目的で九谷への行き方を検索し、おそらく「九谷陶芸祭」が開催される能美市のふれあいプラザの場所への行き方を調べてしまったのではなかろうか?
窯場と祭会場が離れた場所にあるなんて思いもしなかったあの頃。
今だったらそんなにウブではないのでちゃんと行き着けたと思う。
でももう趣味があわネーから行かない可能性の方が高いけどナ!