江岑夏書6 二露

一 路地ニ水打事、客待うけ前、水打申候、
客來て、水打候事惡敷候、
扨、小座敷へ入、膳上候前ニ水打候、

当時の千家では、客が来る前と、客が席入りして懐石が出る頃の二露だった様だ。
我々が親しんでいる三露とは全然違う感じになる。

整理するとこんな感じ。

タイミング 江岑夏書 南方録
客が来る前
客入り直後  
懐石終了頃  
客が帰る前  


千家で二露が三露になったのは何時頃なのだろう?
そこに南方録の影響はあったのだろうか?