茶の湯と生花5 椅子手前の事

椅子手前は明治初年の頃某流家元の考案にして數寄屋の手前とは差て器具の取扱に替りたることはなく都て向切の逆勝手と心得て差支なかるべし

明治の頃。

裏千家が「某流」扱い、という所に、まだまだ千家の分家扱い程度というのが程よく反映されている様な気がする。


あと、立礼が向切の逆勝手になるのか隅炉の本勝手になるのかは台と客の位置の工夫次第なので、うまいこと向き調整すればええんやなかろうか?