茶事の小道具4 水屋

水屋道具はまったく知らないってわけじゃないし、いろんな本が出ている。
なので、この本で気になったところを。

茶巾だらい

むかしは宣徳と呼ばれた銅製の小さな盥で

むかし、明製の銅メッキされた銅器(おもに火鉢)を、明の宣徳年間に作られたという事で宣徳と呼称していた模様。
なので、この「宣徳と呼ばれた」が「銅製の」にかかるのか「盥で」にかかるのか若干不明瞭。

台十能
(中略)
最近では、半田炮烙の代用をつとめることが多い様です。

たしかに台十能で底を取るけど、台十能なんておおざっぱな道具を客前に持ち出すことはありえるのだろうか?
水屋道具の限りにおいて…だよな、きっと。

実際、炭は使えども炭手前を略する大寄せでは、半田なんて持ち込まずに台十能だけでなんとかしてるもんな。