紹鴎は俗名を(略)
紹鴎時代に到つて漸やく茶の効用が注意されるやうになりました。
栄西涙目。
(略)
紹鴎門の重なる人々を舉げて見ますれば左記の通りであります。
武野宗瓦 瀧新左衛門
佐久間信盛 辻玄哉
佐久間正勝 三好實休
(略)
千利休 前田玄以
長谷川宗仁 石橋良叱
(略)
今井宗久 大野道可
(後略)
佐久間信盛、佐久間正勝や前田玄以に長谷川宗仁が門下扱いなのは、武野紹鴎が織田信長の茶道になった説にしたがっているのだと思う。
大野道可は立花実山の岐路辨疑にしか出てこない茶人。
千利休が含まれている事も含め、俗説いろいろ取りまとめたがちゃんと検証していない感じかなー。