茶能湯主客獨稽古2 茶道居住心得の事

本書の冒頭には、居ずまいと用語に関する要約みたいなのがついている。

これの居ずまいの部分が結構実際的だったので紹介する。

一 顔をしかめす
一 茶を立てる間わ談話すべからす
一 頭をゆかむべからす
一 ひぢはらすしほめす
一 臍を張出す心持にて居所は疊に付るべし
一 茶を立る間は肩の大ひづみになき樣に居べし
一 手首内外へ折れぬ樣に心掛べし
一 居所をきひすにて前の方へおしだす心持にて居べし

変な顔すんな、しゃべんな、頭ふらふらさせんな、肱張るな閉じるな、肩傾けるな手首はまっすぐ!なんていかにも先生方のいいそうな注意。

で、「臍を突き出す気持ちで畳に密着させろ」「座る場所を踵で押し出す心持ちで」というのも面白い。

なんか前重心な印象。ぐっと力の入ったお点前になりそうだ。