東京国立博物館 松永耳庵の茶道具
トーハクに、耳庵の茶道具を観に行く。
古銅象耳花入 秋月。パオーンって感じに象がついているが、15世紀の中国に、こんなに象の写実を可能とする象への知見があったんだろうか?
唐物文琳茶入「宇治」。いろんな替え蓋があるらしいのだが、せっかくだから展示して欲しかった。
黄瀬戸鉢。油揚手というか…ちょっと古色付き過ぎ?
志野茶碗「橋姫」。何度目の遭遇だろうか?。それはともかく、このでかい筒茶碗で濃茶を飲むのは相当大変な気がする。
有楽井戸。井戸茶碗で一番好きかも。端正で、瑕が無くて。
なんか全体にゴツイ道具が多くて、耳庵のマチズモを偲ばせてくれる、様な気がする。
しかしなんですね。遠い。遠過ぎる。上野駅から延々歩いて、入館して本館にたどり着いて、二階に登って、さらに奥の「茶の美術」のところまで行くだけで一大事。年をとったら行けないかもしれない。
でも、今回は「博物館に初もうで」イベントで仙丸さんの太神楽(傘で桝を回す奴)に遭遇。俺、子供の頃からこれに目がないのよね。正月気分満喫。気持ちリフレッシュ。
等伯の「松林図屏風」や光琳の「風神雷神図屏風」、相州行光の短刀と豪華な展示に加え、いろいろ正月らしい各種列品展示で、なかなか楽しかったですよ。