畠山記念館 麗しの漆

蒔絵と螺鈿をテーマにした展示。
…なので真塗手桶形水指の出番は無し。ちょー残念。

では肝心の漆器の展示。…「綺麗でした」としか。

もうちょっと解説がんばって欲しかった。
どういう技法なのか?文様の意味は?保存状態や蒔絵の摩耗はどうなっているのか?そういう解説が乏し過ぎる。


さてそれ以外の展示。

伝 寂蓮筆 右衛門切。
書としても料紙としてもつまらないと思うのだが、表装がとんでもなくすばらしい。
一文字と風帯に使われている白地蔓唐草文縫紗のアクセントが効きまくりである。

酢漿草散文茶碗。かわいい花が彫られているが、人形手の一種と思っていいのだろうか?

南蛮縄簾水指。綺麗綺麗な漆器の世界に置かれた箸休め。安心感あり。


漆器の鑑賞中心の為、やや控えめなゴージャス感にとどめてありました。まぁちょっと残念かな。