やさしいお茶とお花入門4 おかしをいただきましょう
まずは菓子を食べる所がスタートです。
これはお子さま向けに訴求力の強い構成です。
しかも
茶会でお客さまが席についたら、最初にはこばれてくるのがおかしです。
大寄せの茶会では正客は、はやめにおかしをとり、順におくります。
大寄せ重視というのも現実的です。
…残念ながら本書では懐石のいただき方とか書かれてません。
千鳥の盃のトコとか見たかったんですが。
さて、菓子器の扱い。
食ろう
ふたのついたかし器で、ぬりもの、陶器のものなどがあります。
ふつう、主がし(生がし)をいれます。
この辺も表千家節全開。まず食籠に慣れさせて、最終的に表千家に入門させようという青田刈り戦略。
アカデミックディスカウント/アカデミックライセンスみたいなものですね。
しかも、他に紹介されていたのは「かしばち、干がし器、銘めい皿」。
縁高まったく出てきません。
さりげなーくさりげなーく表千家に誘導しようというのが実にいいですねぇ。