谷原章介が迫る「秀吉が愛した武将茶人」

新年早々の更新がこれというのはどーなのかなー、と思うが気になるんだからしょーがないじゃん。

年末はバカ番組でまったり気分、というのでいいのだけれど、これはあかん奴や。



簡単に総括すると「上田宗箇流のPRビデオ」

谷原章介クラス使って作ったわりにチープな企業PRビデオ風。

加来耕三の歴史うんちくと、企業PRビデオみたいなつくりが、この番組のうさんくささを1.4倍くらいにしている。この素晴らしい商品に投資しませんか?みたいな感じで。


問題は上田宗箇について連呼される形容詞。

「無敵の戦国武将」「名将」。


えーー?上田宗箇ってそんなすごくないでしょ!

光秀の謀反に参加しているか不明…というよりたぶん参加してない信長の親族で明智の婿の津田信澄を殺した件。戦闘行為じゃないから単なる殺人。もし(親族大好きの)信長が生きてたら処刑されてた可能性もあるじゃん。

茶杓「敵がくれ」も「剛毅にも茶杓削ってた」ことになってるけど、浅野家の後詰だから待機時間があっただけじゃん。

関が原では負け側だから「無敵」じゃないし、身代的にもいいとこ小部隊の隊長クラスなので、名将とかさすがに片腹痛いですわー。


この無理くりの上田宗箇ヨイショのせいで性根の卑しい感じの作りになってます。


なお若宗匠が元?ダンサーなのは別に子細なし。
風流踊りに狂った後、お茶に入るなんて武家の御曹司にありがちな姿だし。
世間に出て鍛え上げて体のコントロールできるようになってるのはむしろいいことだよね。
好感度高いですよ。


あと家元が谷原章介にお茶点ててくれるとこで、抹茶が畳にこぼれてたのもこれまた好感度高かったかな。なんで撮り直さないのか不思議でしたわー。一期一会の精神?