利休道歌に学ぶ9 花

後ろの方に花関連はそれなりにありますが、ここにだけぽこっと一首。

余所などへ花をおくらば其花は開きすぎしはやらぬものなり

これはおっしゃる通りです。いただいたほうも、開き切った花では役に立ちません。
(略)

内容自体は特にどうこういう事はなく、余談を。


ここでの花は、お茶の際に持参する土産という前提。

お茶の際に持参する土産は、普通はその場で消費するものとして持参いたしますな。
#水屋見舞とかは又別として。


これはお花に限りません。
お茶を持参する場合も茶通箱とかあるわけですし。

花であればそこで挿せるよう。お茶であれば皆で飲めるよう。
そういう意味合いでお持ちします。


お茶でない訪問の場合にも「おもたせですいません」と出す習慣があります。


このおもたせ」習慣って「お茶の習慣が一般化しおもたせになった」ものなのでしょうか?それとも「おもたせの習慣があってお茶に茶通箱等が生まれた」のでしょうか?

疑問はやみませんが多分答えが得られない気がします。