利休道歌に学ぶ18 羽箒

羽箒は風炉に右羽よ炉の時は左羽をば使ふとぞしる

炭手前のときの羽箒は、風炉には右羽を、炉には左羽を使いなさいという教えですが、一概にこうとばかりは言えません。
(略)
羽箒は火箸の置く方を狭くします。
(略)
ところがこれは逆勝手になったら反対になってしまいます。
一概にこうは決められないということです。

業躰は「利休道歌では風炉は右羽で炉は左羽と書いていますが、実際には勝手によっても左右の羽が変わりますよ」と言っています。


「現在の裏千家は利休道歌を守っていませんよ」という宣言だとしたら、「家元制度は伝統のお点前を守る為に必要」という建前が嘘になってしまいます。

「利休道歌には一部の例外は含まれていませんよ」というのなら、この句は「羽箒は火箸の側をせまくせよ炉風炉定めはなしとしるべし」と書くべきで、先祖が馬鹿だったという話になります。

こんな風に難癖つけられるので、「不立文字」とか言い出すんでしょうけどねぇ。