今年は琳派四百年、ということで、畠山でも琳派の展示。
光琳、抱一、宗達、そして光悦の書画が並ぶ。
乾山の、いつもの透かし鉢。
光悦の、いつもの「雪峯」。
日本全国で琳派の展示をやるということは、各館の持ち物の中での展示になって、やや「いつもの」感がぬぐえない。
全国から琳派究極の品を集めた大展覧会をやろう!という話じゃないもんね。
光琳の茶杓が思いの他遠州風。
金銀泥四季草花下絵古今集和歌巻。光悦の素敵巻物だが、五島美術館の「鹿下絵和歌巻断簡」と比べると、2ランク落ちる感じ。
ところでサブタイトルの「極めつきの畠山コレクション」なのだが、即翁ともあろう人が「極め」ついていないお道具を持っていたかは甚だ疑問。