サントリー美術館 国宝曜変天目茶碗と日本の美

入口に飾られた「名品ずらり。めっちゃええやん!」に、パチモノ関西弁のスメルを感じるが、サントリーは大阪の企業だった。虎屋化が進んでいるのかもしれない。


さて、結論から言う。

藤田美術館の蔵は、親しみは持てるが、やはりあのモコモコのガラスとへっぽこ照明は、糞である。

なんなの?サントリーで見る藤田コレクションの三割増し感。ガラスと照明のすばらしさ。

特に「三方開春日厨子」は、小さな箱の奥の絵まで照明があたっていて、腰が抜けるかと思った。


また、展示スペースが大きいためか、普段見られない大物も展示されていてうれしい。
茶道具は、割と「いつもの」感。しかし「老僧」を持ってこないなんて許されるのだろうか?
あと、御所丸黒刷毛目茶碗は、高台の方を見せてほしい。展示替えで天地返ししてくれるなら、もっぺん行くよ!


藤田美術館よりショーケースがやや遠い。
6倍くらいのミュージアムスコープを持ち込むことをお薦め。
曜変天目をアップで見ると楽しいし、発見もいろいろある。金覆輪のあたりの金粉ちらし、面白かった。