天王寺屋宗及の記述粒度

天王寺屋会記の、津田宗及部分で特徴的な記述は以下のとおりである。

  1. 客組は必ず書かれている
  2. 茶道具は書いてない時がある
  3. 書いてあっても全部の道具ではない。
  4. 「茶湯常如」…いつもどおり、という記述の時もある。

他会記とは、ふつう、どの日に誰がどんなお茶をやったかを記録しておくものだ。

だが宗及にとって、茶の茶道具はほとんどどうでもいいものだったのかもしれない。

いつ誰が、自分の他に誰を呼んだかこそ重要だったのかもしれない。