茶花の本名

寺田孝重/淡交社/2005年。

簡単に言うと、「茶会記に書かれてるような茶花が、具体的にどの花なのか」を顕彰したりする本。

ある会で、ツクバネウツギの種子(果実)を上手に入れておられるのに出会いました。
会記に「ツクバネ」とありましたので、季節的に少し変だなと思っていたのですが、ツクバネではなく「ツクバネウツギ(衝羽根空木、突羽根空木)」だったのです。
参会の方は大方間違っておられました。
「ウツギ」の名前も茶会でしばしば出会いますが、色々な植物がこの名前を持っていますので、とまどっておられる方もあるようです。
だいたい「空木」の呼び名は、茎が中空になっていればみな空木(ウツギ)なのです。
そして、このような特性がある茎は、植物学的な分類とは関係なく存在しています。

男の茶人の弱点の一つ茶花。

でも女性の茶人も割と適当に入れてんだなと安心。

まぁ学名がどうこうとかでなく、そう言い表されて来たものをそう言う、という伝統のお話だもんね。