永青文庫 千利休と武将茶人 茶入を中心に

なんだかんだで行けなかった展示をやっと展観。

まず四階。茶入茶碗写真帖に驚く。
幕末頃の、細川家名物道具の写生したもので、非常によく出来ている。
博物画の影響も感じる。底の糸切りまできっちり描いてある。執念としかいえない。

三階。まずは利休書状とか利休尻ふくらとかがお出迎え。

三斎の竹蓋置。節無しであった。

小堀遠州の竹一重切花入。すっきりとして、それでいて石州ほどはすっきりし過ぎ
ていない美意識。向かい側に鎮座する利休二重切のごつごつとした異形と好対称。

利休茶杓「ゆがみ」の添え状。
三斎がうっかり?手離す際の切々とした念が綴られている。


んで当然「ゆがみ」茶杓を拝見しようと見回すが、無い。

なんと展示替えで、前期「ゆがみ」後期「ゆがみ添え状」だったのだ。


そんな殺生な!!!


永青文庫油断ならんぜ。今後前期「名物道具各種」後期「名物道具の箱だけずらり」とかやり兼ねんぜ。