飛石・手水鉢15
敷石と飛石とは極めて混同しやすい。
(略)
次に石の数であるが自然石一石を順々に据えてゆくのはいうまでもなく飛石であるが、もし自然石でなく種々な整形に加工してある一石を順々に規則正しく据えたものは果たして飛石といえるかどうか。この場合間隔はちりではなく、目地となる。
(略)
元来敷石というのは飛石とは発祥を異にしている。
これは琉球や中国その他の国にも見られる舗石の一型である。
びっしり石を敷き詰めるようなのは飛び石ではない、ということらしい。
お寺の参道とかはそれだよな。
ただ、燕庵前にも、今日庵前にもそーゆーのはあるし、別に敷石があっていけない、というわけでもないらしい。
このように多数石を組合わせて配置するのは極めて格式張っているのでむしろこれ
を「真の敷石」と呼ぶ方が当たっている。主として門より玄関に至る間に用いられ
る。桂離宮など極めてよい例である。。
やっぱ「真の飛石」は敷石なのか…。そうだよなぁ。