飛石・手水鉢19
この後、手水鉢のいろいろが書かれるが、それは枝葉なのでオミット。
最後に、その周辺の話を。
8 附属品
(一)杓架
手水を使い、口をそそぐには柄杓は必ずつきものであり、それを載せる台が杓架である。
(略)
これは青竹の二ツ割もしくは丸竹を用い、二本寄せ、三本寄せとし、切口をずらして一緒にする。
これを結ぶのはシュロ縄またはワラビ縄を用い、杣結びという型にし、上面に角が出たり、輪結びなどを見せる。
(略)
竹はいつも青い鮮やかな色を保っていて欲しいので色が薄くなった古竹は時々とりかえるようにする。こうしたことは茶人の好みである。
あれは杓架というのか…。
杓架が煤けた感じになると汚らしいから、青竹の方がいいねぇ。
9 管理
水鉢には特別な管理は行われていない。
茶会の方では雨天の日に水穴に蓋をすることもあるし、夜中にも蓋をする。
平素用いられていない水鉢には常時綺麗な砂を盛り入れることもあるし、冬の間凍結の為に鉢の割れるのを防ぐ意味で水を入れず砂を入れておくこともある。
まずこの程度の管理が通常である。
めったに使わないと水苔が生えて、変な生態系が生まれそう。
まぁわざわざ手水鉢ある庭作るようなら、それなりに頻繁に使うつもりなんだろうけど。
砂を入れる、という解決法ははじめて知ったなぁ。
水の割合が少なきゃ凍ったりした時のダメージは減るもんね。
でも、ほっとくと変な生態系が出来そう…。