茶儀指掌5

「小角臺貴人ヘ爐薄茶点之事」続き。

昨日の記述の中で見飛ばしていた部分。

次ニ天目碗小角臺ニ載セ、右ノ手碗カゝヘ左手臺ヲ持入ル
(略)

四角い平たい台の上に、天目茶碗を載せるんだ…。めっちゃ安定悪そう…。

花鳥式ト小角臺ノ取扱ハ好古齋ヨリ始ルか
其以前ニハ不見カ

好古齋は第7代。明治21年没。

幕末から明治にはじまったお点前で、おそらく現代には伝わっていない。

変動期の簡素化したお点前と思うべきか、あるいは小角台という台を売りたい為に作ったお点前なのか?