数寄屋図解事典4

えいかんにしかもさんそうのおちゃや(恵観西賀茂山荘御茶屋)

この建物はもと京都西賀茂川にあったもので、現在は鎌倉市浄明寺山田宗囲邸内に移築し宗徧流東京道場となっている。
(略)

つまり、
http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20160902
の茶室である。

京都美術大観では醍醐侯別邸鎖之間、宗徧流では旧一条別邸恵観莊と呼んでいて、数寄屋図解事典では恵観西賀茂山荘御茶屋である。
正式な名称があるわけでないから、皆勝手に呼んでいて、検索性悪い悪い…。

えびづか(蝦束) 部 Shelf relay
飾棚の部材で、違棚の両棚板の間にある小さな束をいい、また鄙束とおいわれている。

ああ、違棚のジョイントって、そーゆー名称があったのか。
英語版の方が(当然)判りやすいね。

えんえいあん(円影庵)

近江琵琶湖畔唐崎のわかもと別荘にある茶室。
もと兵庫県西ノ宮牛場に円能斎が好んだ席であったが、淡々斎が現在の地に移築した。
(略)

このわかもとはわかもと本舗(現わかもと製薬)。

http://nagao-bekkan.image.coocan.jp/honbetuMr.html

隣松園として存続していたが2006年に解体された様だ。残念。