昨日書き忘れた。
茶室の各所。
中柱だ、床柱だ、床の框だ、天井だ…と、さまざまな木材が使われている。
これが大概高級木材である。
中板だって銘木の一枚板が大前提だ。
茶室を語るとき、これら材木の善し悪しが一緒に語られることが多く、もはや茶室の間取りや空間デザインとならぶ、評価ポイントになっている。
でもこれは亭主の経済力を誇るものではありはしまいか?
なのに壁に藁すさで「侘び」を演出していたりする。
これは矛盾でありはしまいか?
現代でいえば、立派な大黒柱入れた和室の壁がベニヤ板みたいなもんで、ちぐはぐである。
壁に藁すさ入れるようなら、木材も廃材や流木とかでいいじゃないだろうか?