松江2 田部美術館と観月庵

松江城大茶会の後二回目の田部。特集は「七草なびく」。

瓢がびっしり蒔かれた塗り香合が素敵。
大輪の菊三輪が蒔かれた大棗、私には派手に映ったが妻の見解は相違して渋いとの事。
好き嫌いはあるが取り合わせとしては素敵だった。

常設展示では(前回も見た)志野香合の可愛さに目がハート。いいものは何度見てもいいんだ。「唐津四方水指」は名に反し上野焼らしいが、非常に愛くるしい。布志名焼/楽山焼展示室の陶器の数々は「しでかそうとしたけどしでかせなかった」的な素朴な可愛さ。

不昧公好みはおおらかな端正というか、カワイカッコイイというか、綺麗寂びとも違う、素敵な趣味だ。

その後観月庵。お寺の中の茶室を拝観させていただく。前回は盆に来て、先方が外出するからと断られたのだ。そりゃ盆にお寺は忙しいわな。

普門院観月庵は池に映る月を眺める設計の茶室。蚊には参りましたが素敵な庭でしたよ。