江戸東京博物館、川上不白と江戸千家展

想像以上にテンコモリ。茶道具見て疲労困憊は久しぶり。
これはね、行くべきです。勉強になります。

表裏の千家ですらびんぼーくさい展示なので、江戸千家はさぞやびんぼくさいんだろうと思っていた。…正直、びんぼう臭かった。やたら不白手ひねり茶碗がおいてあったし。でも、非常に勉強になった。

第一に、不白さんの書、すんばらしい。なんともイカス。ま、定家とか利休とか下手系の人とか、宗旦みたいなだらーんとしたのばっかみているせいかもしれんが。

あと、2箇所のビデオにある江戸千家の点前が結構カルチャーショック。うお、カマカケ握り込んでねぇ!とか、茶臼クロックワイズに回してる!とか。

ただねー、江戸、なんだよ。美意識が。江戸。もうどうしようもなく江戸。

なんのかんのいっても、鎌倉の流派も、名古屋の流派も、島根の流派も、福岡の流派も、京の美意識にある程度基づいている。そういう意味で江戸千家の美意識は異端。

展示的には、解説いまいちだし、展示方法もみにくいかも。茶道具専門の美術館には遠く及ばない。あと4箇所に分かれているのがちょい不親切。

・6F展示(台が低すぎてみにくい)
・5Fエスカレータ回ったとこの茶人番付とかの展示
・5F第二展示室(ここがメイン)
・5F展示 第二展示室出たとこの道具組+ビデオ

二番目の見付けにくいかも。