小堀遠州美の出会い展

すごい混雑。

「三階かよ!」入場列は八階会場から階段を下り、大変な長さに。
というわけで、じっくりきっちりのんびり見るのは断念。順路を逆行できないし。

まず、入口の小堀家正月飾りの大海茶入がどでかい。あれ、粗相して落すと茶碗は完全粉砕だな。小堀家の客は多く、巨大茶入れでないといけない、とか、そんな話があるのかもしんない。

展示はかなりの部分が遠州の交流した大名、僧侶、茶人などとの消息。あと、国焼の中興名物が並んでいた。高取茶入「如笑」が良かった。最近、赤茶の茶入もいいな、と思う様になってきた。
しかし、いくつ並べても、新田肩衝や富士山茶入の様な唐物名物と比べてしまうとやはり貧相に思える。中興名物、というのはやっぱ苦肉の策っぽいな、という感想。

さて、楽しみにしていた、「武将−関ヶ原の陣から沢庵和尚に送った鉄砲と文など 」

http://www.enshuryu.com/binodeaiten.htm

というのは、関ヶ原の沢庵じゃなくて大坂攻めの時に江月宗玩宛でした。それなら納得だけど、話違うやん。ヤング正一(まだ遠江守もらってない)がヤング宗彭(まだ沢庵号もらってない)に送ったメール、楽しみにしてたのにな〜。

最後に出口付近に例のギンギラ茶室。やはりこれは好きになれないや。


にしても、これだけのお客さんが来る、というのも凄い。遠州って人気あるんだなぁ。