趣味悠々武者小路千家初釜2

第2回。薄茶。

客が多いので薄茶→濃茶→点心、という手順は今一つ判らない。懐石でなく点心で、それも最後なのは広間で自由に食えってことだろう。ばんばん客が来るので家元の大寄せ風薄茶接待でがんがん挨拶し、濃茶は別の茶室で、それも複数の茶室でゆるりと捌くのだろうか?でないと濃茶席がボトルネックになり、濃茶待ちの行列ができちゃうよなぁ。

薄茶席、ふかふかの絨毯が敷いてあるのに驚きだ。冬の京都屋ではありがたいだろう。
考えてみると、客をもてなすのに冷たい畳に座らせる法はない。客の足の痺れる茶道は間違っているのかも。でも縁うちに取り込んだ茶碗が不安定でちと怖い。

にしても茶碗の拝見、下に懐紙を置くとは合理的だ。

家元お好みの棚、低くて使いづらそう。えらくシノワ趣味。水指が浄益?水指作ってたのははじめて知った。やかん屋さん。そういうイメージだった。

今回は若宗匠を中心に話が進む。若宗匠、ルックスはイマイチだが、喋っていて好感度高い。若宗匠を引き立てようと言う父の愛情がまた、好感度高い。

後半の哲学者と家元対談がちっとも面白くならないのだけが残念。