実山と峯均

昨日書いたが、南方録書いた立花実山の弟、立花峯均は筑前天流、寺尾孫之允の系譜の第五代である。
孫之允は吉原御免状にちろっと出て来る松永誠一郎の面倒をみてた(放置してたの方がただしいか)ひとである。

峯均は、南方録に「追加」「秘伝」を書いた人である。それだけではなく、二天流及び宮本武蔵に関しても貴重な資料を書き残した人でもある。どうもこの兄弟、ドキュメンテーションホリックだったのではないかと思われる。

この兄弟が日本文化に残した影響はかなり大きいのではないかと思う。

「にいちゃん、俺、二天流の正統後継者になったよ。宮本武蔵から五代目だよ。すげーだろ。にいちゃんはお茶好きだけど、家元とかになんねーの?」

(ぐぐ、兄の立場が…なんとか巻き返しを図れないか…いまさら石州流や三斎流やってても家元にはなれんなぁ…そうだ、利休の教えを説いた一文が堺で見付かった事にして…)

ケンシロウに対するジャギの様な思いで南方録が生まれたのだったりして。