東京国立博物館 特集展示高麗茶碗

5/18は東京国立博物館 通常展無料の日。
BAUHAUS experience,dessau展のついでにちょいっと入って高麗茶碗を見る。

高麗茶碗。井戸、熊川、斗々屋、黄伊羅保、柿の蔕、粉引、刷毛目、彫三島をずらっと並べて楽しめる、というのはなかなか面白い。

大井戸茶碗「有楽」。いわゆる有楽井戸。頻繁に見る名品だが、やはり良い物は良い。大井戸茶碗としての見所は梅華皮よりも見込みの釉の貫入かもしれない。
色身も形も堂々としているが、かなりきれいめなのが、物足りないという人もいるかもしれない。その辺が有楽斎所持の良さでも悪さでもあるかもしれない。

粉引茶碗。粉引でも雨漏りになる、というのは知らなかったなぁ。

柿の蔕茶碗「唐衣」。釉無し焼き締めにさえ見える。まるで錆びた鉄器。

彫三島茶碗「玄濤」。シャープな模様の三島。イカス。窯変もあり、見所あって楽しい。

ただ、東京国立博物館の展示はキャプション少なめ、若干見にくめ。もうちょっとサービス精神があればいいのになーと思う。