伝物

先生から最初の伝物(というのか?)のお許しと言うのが出た。

先生の自宅稽古場へ行ってマンツーマンの授業を行い、お点前を伝授していただく、という奴だ。

私も茶書を読み耽っている人間なので、稽古には時に口伝による伝授とそこでの謝礼の発生があるのは知っている。山上宗二記や南方録に「別に口伝あり」と書いてあるのも、その為。

私は礼金を払う事に特に抵抗感はない。お茶の先生にとっては収入源だろうし、生徒にとってはイニシエーション。そういうもんだと思って納得している。

…だが。

一体いくらお礼をすればいいんだろう?

多すぎれば次以降がつらいし、 少なすぎるのも問題だ。

そもそも 先輩や師範代に聞くことなんだろうか?それとも先生から請求されちゃうものなんだろうか?

どうアプローチすれば「はしたなくないか」を悩み中である。