斎田記念館 商家の茶道具

「円相?でもキャプションには大黒天図って書いてあるし…円の上の小さいのは打出の小鎚と頭巾の一部…?あ、背中側から見た大黒天図(主に袋)か!」

これだけでモト取った気持ち。

…今回の斎田記念館は、斎田記念館所蔵の茶書コレクションではなく、名古屋市博物館所蔵の東松家コレクションの東京での移動展。

唐物文琳茶入「吉野」。仕覆から盆、箱裏までたっぷり展示。でも表面ぼっこぼこの唐物茶入もあるんだなと思った。

ぶりぶり香合。でかい。へちま大。

藤組茶籠。なかなか趣味がいいのだが、梅の蒔絵の小棗と紅葉蒔絵茶巾箱はいまいち取り合わせとしてわからない。堆朱葉唐草文香合のちんまりみっちり感がなかなか。

常慶の黒楽茶碗「大われ」。割れて継いだ処を金で継がず黒漆で継いだ渋い茶碗。

さて今回の展覧会で一番凄かったのはパンフ。展示品についてたキャプション文が全て載っていた。こーゆーのは珍しいのでは?

本展は十二月十九日まで。次回展示は来年4月とのこと。