三井記念美術館 寿ぎと幽玄の美

正月名物 応挙の雪松図に、能面の取り合わせ。
雪松図はイカすし、能面は能面で面白いんだけど、ここは茶道具に絞って。


今回の茶道具は銘が能に因んだものを特集。
この縛りが以外にきつかったんではなかろうか?

おかげで道入の鵺とか、長次郎の俊寛とか、既に見た奴が多かったかな。

茶人手捏茶碗も二つばかり。でもこれで眼福とは行かないし。

そんな中で、了入の鵺写しはちょっと面白かった。全然風合いが違ってて。

でも一番良かったのは仁清の黒い色絵鱗文茶碗かな。
モッダーンで実に良かった。


まぁこのマンネリズムも有る意味『寿ぎ』。また新年がやってきた、というのを象徴しているのかもしれないのかもね。