風炉の初炭

思い出した。そういえば、私は組炭セットを買っていたのだった。
そうだ、風炉の初炭点前をやってみよう。
マニュアル通りの配置でやってみたら、もしかするとお湯が沸くかもしれん。


って事で、「基本の炭点前(表千家流)」。堀内宗心著を買って来て、本の通りにやってみた。


種火を置いて、胴炭を置いて、その他の炭をぐるりと置く。


…沸かねぇ。弱すぎる。


http://www.i-sumi.com/sadou.html
によると、風炉の初炭に使う炭は以下の様な感じみたい。

名称 大きさ 体積
胴炭 長さ4寸×直径1.5寸 195.96
丸管炭 長さ4寸×直径0.5寸 21.20
丸毬打 長さ2寸×直径0.7寸 21.26
割毬打 長さ2寸×直径0.7寸÷2 10.63
点炭 長さ2寸×直径0.7寸 21.26

胴炭の体積は、初炭全体の72%。
つまり組炭での初炭の木炭量は胴炭2本以下でしかない。

前に湯を沸かした時には胴炭クラスを4本でやっとこ炭が沸いたのを考えると、湯が沸かなくて当然な気もする。


やっぱ保温用なのかなー?


しかし、堀内宗心さんは面白い。

こういう図で、PとかQとかで説明を入れる人は初めて見た。理系の面目躍如って感じだ。
この人、数を数える時につい0から数えてしまったりしそうだよね。

基本の炭点前(表千家流) (お茶のおけいこ)

基本の炭点前(表千家流) (お茶のおけいこ)