灰さじ
茶話指月集によると
灰さじも、むかしは竹に土器などさしはさめるを、安、金にして柄を付けたり。休、はじめは、「道安が灰すくい、飯杓子のような」とて笑いけるが、是も後はそれを用ゆ。
灰匙を金属スプーンみたいなのにしたのは道安で、それ以前は竹に土器を挟んだものだったという。
という事は、灰形に関し、道安以前は素焼のスプーンで灰形を作ってた、という事か?
分厚くて、ざらざらした灰匙で、きちんと灰形作れるんだろうか?
結構疑問じゃね?
それとも、ここではあくまでも「灰すくい」という機能のみだったのだろうか?
でも、灰すくい、なんてもの、わざわざ金属で作り直さなくてもよさそうだし。いまいち作意の理由が判らん。