出光美術館 仙涯 禅とユーモア
仙涯*1の展示だが、前半は禅。後半はユーモア、という構成。
ちょっとお堅い感じの展示になっている。仙涯なので堅さにも限度あるけど。
いつもなら屏風を置く展示スペースに、ずらりと一行書だけを並べてあった。
純粋に一行書だけを評価すると、仙涯のそれはつまらない。茶掛の匂いがしない。書初めっぽい。
逆に言うといわゆる大徳寺ものは、茶掛らしさを演出しているんだな、という事でもある。
布袋図を年代順というか堅さ順に並べた展示は面白かった。
歩き進むにつれ、こちらの顔もニヤニヤするというか。
あと、恒例の朝夕菴。
4メートルの遠くからお道具を拝見。
だが、今回の俺はひと味違う!
21倍のミュージアムスコープ持ちだぜ!
ずぅぅぅぅむいぃん!(と心で叫びながらピント調節)
伊羅保茶碗、荒々しい肌がイカすぜ。形もいいぜ!
備前細水指、絶妙の形だぜ!
溜塗の雪吹、にゅろんとしていい感じだぜ!
仙涯の茶杓、茶碗に伏せられてて全貌見えないぜ。
やっぱここまでしないと見えない展示って、どこか、じゃなくて全部間違ってると思うの。
*1:本当は涯はさんずいはなし