茶の湯志ほり その3 柄杓の柄

手水を使う最後に柄杓の柄を洗う、と書いた昔の茶書がない、と書いた。

http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20100514

手水の遣い方は、まづ右の手にて柄杓を持ち、左の手を洗ひ、
次に左の手に持ちかへ、右の手を洗ひ、次に又右に持ちかへ、水を汲みて
左の掌にうつし、口をすゝぐ。次に水を半分ばかり汲み、柄杓の柄を洗ひ流し、

あった。

少なくとも大正15年の明文化資料が見付かった事になる。

まぁ、昔は柄杓の柄は洗わなかった、と本気では思ってないけれども、やっぱ根拠ってのは大事だと思うので。