花押の跡
骨董市で購入した花入。
面白い品物なのに、エラい安かった。
で、箱は無し。
買った後で、底を見る。
これ、花押を消した跡だよなぁ。誰の花押かはよく判らんが。ていうかどっちが上かも正直判らんのだが。
んで、箱がないのは、箱に書き付けがあって、それが嘘だった、って事なんだろう。
お金があって、財力を競う様なお茶ならば、こういう道具を使うことは目利きでないと非難されるべきところだろう。
でも、私の経済力で手に入る道具なんて、伝世品の真正品なんてありえない。
だから、偽の花押とか気にせず、物がおもしろけりゃ使う、でいいんじゃないかと思う。
それなりに物が良くなきゃ花押とか偽造しないわけだろうし。
花入としては若干あれなので、細水指に転用すべく塗蓋作成しよう、と思っている。