二重太鼓

ここで助言も頂いて、妻は大寄席の着物を選んだ。
助言頂いた皆さん、ありがとう。

結局妻は色無地を選んだ。

ここで当座に江戸小紋を買ったとしても、いずれ色無地は買わにゃならんのよ、というワードローブ構成も考えてらしいが…女の着物は良く判らん。


んでネットで買った着物がうちに届く。あれ?

「あのー、背中の縫い紋、うちの紋と違うんですが…」
「だれも気にしないよ」

それもそうだろうけど…なんたるいい加減か。

俺が紋付きのを着てならんだらおかしい事になるとおもうんだけどな。
いずれ直す様に。


さて、妻は色無地を選んだ以上、二重太鼓も結ばにゃならん。しかし、妻はまだ二重太鼓を自力で結べないのだった。

アンチョコやら見ながら、太鼓を作って手さきを通して帯締めを通す…私が。

おかげで二重太鼓を着付ける事ができる様になってしまったぜ。


しかしアレだね。

女の着物ってのはいろんな補助器具がついて、なんかもう衣服じゃない感じだね。むしろアメフト感覚?


時代劇によくある光景だが、悪代官が村娘を

「よいでわないか よいでわないか」
「あーーーーれーーーー」

なんて帯ひっぱっても、帯枕with帯揚だの伊逹締めだののかっこうにしかできなかったら、すっごく興醒めだよなぁ。