主菓子

懐石があって、主菓子食って、中立して、お茶。

ほんと良くできた流れだなぁって思う。


いや、大寄せに行って客になるとさ、菓子食うの忙しくって、お点前の半分は見てらんないんだよね。

特に正客は、己が食い始めんと何もはじまらんと思って結構必死に食うのさ。
でも菓子食い終わった頃にはもうお茶が点ってたりするんだよね。

せめて次客の為のお点前を見ようとすると、挨拶やら道具の説明やら点て出しお運びさんの行列やらで集中して見れん。


正式の茶事はそんな事無くて、主菓子食い終わった後に、のんびりお茶点てるのを見れる。

そういう意味で、「亭主のパフォーマンス」を最大限演出する良くできた方法だなぁって思う。


…大寄せでも、待ち行列のとこでバンバンお菓子食っといて貰うといいんじゃなかろうか?

外でモソモソ上生食うのは侘びしいか…。