茶道四祖伝書13 甫公伝書 金襴

松屋三名物の一つ、鷺の絵は、その侘びた珠光表具のすばらしさから、利休が「数寄の極意」と呼んでいた逸品である。

それに対する遠州の言葉。

「鷺家、珠光作杉箱、仕様何ト好テモ可成事ニテハ無之、言語同断ナリ。純子袋不取合」とて、遠州(公)御好にて金襴ノ袋杢被仰付候。
緒(糸+里)モヨギ色。外家ハ桐板、真可然と御このみなり。

松屋さんの名物の鷺の絵の外箱は珠光の杉箱。(その袋は)どういうものであってもいいというものではない。緞子の袋は取り合わせがよくない」といって遠州さんが久保権太夫の息子の杢に金襴の袋を作らせた。緒は萌黄色。外家は桐箱で、本当に適切な好みだったよね。


ないわー。これはないわー。

私は遠州のこーゆーキンキラ系の悪趣味が大嫌いなんだよねー。

なおこの後、遠州は鷺絵の(表装の)糊を直せ直せとアピールして松屋さんに無視されております。
遠州って…。