茶道四祖伝書14 甫公伝書 青貝香合

甫公伝書には、遠州が石州にいじわるして茶入の袋をほおって寄越す、みたいな悪名高い?茶会や、珠光心の文を拝見する茶会も収録されている。

が。そーゆーメジャーなのはスルーして、正保二年十月廿二日、伏見小遠州へ、の会からの道具組に注目するゼ。

香合 五葉青貝 相撲トル人形二人アリ

相撲取り人形二人の青貝香合…?

青貝香合はシノワ趣味と思っていたのだけれど…相撲取りかぁ…ごっちゃんです…なんか江戸文化の匂いがしますね。

しかし、どう考えても国産のこれが、虚堂墨跡、胡銅花入蝶耳有と置き合わせられている。そういう格の道具なのか…。
しかも複数回使われているので、結構お気に入りの道具だったんじゃなかろうか?

…これ現代に伝わっているのだろうか?
遠州蔵元帳にはないみたいだけど。

ちょっと見てみたいようなそうでもないような。